シリウスコミックス

22日についに発刊したシリウスコミックス!
個人的に注目の作家さんが目白押しだったので、ちょいと取り上げてみます。


加藤和恵「ロボとうさ吉」、藤山海里「龍眼」、佐々木ミノル「炎天のいろは」の2000年上期手塚賞赤塚賞受賞トリオ。(でめいあさんより)
ジャンプで読みきりなどを書いていたようですが、絵はジャンプジャンプ(おかーしいなこの表現)してなくて味がありつつ少年誌的な絵。
あさのあつこいーだ俊嗣「テレパシー少女『蘭』」。
WOLF'S RAINなどの漫画化を手掛けたサッパリとカワイイ絵のいーだ俊嗣のコンビ、絵柄が原作を生かせれば面白そう。
白井三二朗「DearMonkey西遊記」、アッパーズでの「ジョバレ」での萌えありスポコンありからモチーフは変化したが実力を生かせば。
鈴見敦「はりたま退魔塾」、電撃大王で賞を取り、同人でも活動している実力派、同時期に電撃レーベルからも「VenusVersusVirus」が発売されています。
旭凛太郎ダブルクロス」チャンピオンで「TWO突風」「ガキ警察」、キングダムで「銀輪」を書いた旭先生が何故かシリウスに、客層が違いそうだけどファンタジーな様子。
原作なしでも「銀輪」を書いた実績があるので大丈夫でしょう。


とまぁざっと挙げるとこんなもの。つまらない紹介になってしまった(^^;
見てみると小粒ながらピリリと辛い面子が揃った様子。
個人的には同じく今年創刊(単行本は来年かな?)のCOMICREXよりは期待出来そうな面子だなぁと思ったのですが、どうですかね?
でもターゲットも違うし、あっちは掲載誌移行組もいますし一概に言えないか。


とにかく早く単行本を読んでみようと思います。
日記というか落書きにちかいものによると、配本数は少なめのようだなぁ。
確かに昨日行った書店ではすべておいてあるところは少なかったです。
大型書店まで旅立たねば・・・。

この漫画がオススメ2005〜2006ですが、じわじわと参加者様が集まってまいりました。
当初の誰も参加せず歯牙にもかけられないという事にはならないで済みそう。
でも数人の選者で選らんだオススメ漫画がいろんな方に「これなら万全」といって送り出せるかといったら難しい。
やっぱりまだまだ色々な方に参加していただきたいです。
もし「自分には書けないけどこの方だったら書けそうじゃないかな」というような方がいらっしゃったら掲示板のほうに書き込んでいただいても結構です。
オファーをしたいと思います。

計画のほうもそろそろ細かいルールを決めて、個人的にいろいろな方に参加のオファーを出したいと思います。
それまでに評価方法だったり、対象の漫画の規定だったり決めたいと思うので、掲示板のほうによろしくお願いします。

なんか宣伝チックになっちゃいました、申し訳ないです。
それではお待ちしています。

メールしてくださいとかいってもやっぱりメールするまでのハードルが高いと思うので、掲示板を設置しました。
基本的にはオススメ漫画の選考のためのアウトラインを決めたり議論する場として使いたいと思うのですが、参加希望の方は掲示板のほうへの書き込みでもOKですので気軽によろしくお願いします。
「参加はしねーけど行方は見たいな。」っていうROM専の方も見てやってください。オープンにやってきたいと思います。

あ、アドレス書いてないや。こちらです
それではお待ちしています。

昨日の雑記で語った「ベスト漫画2005」参加者希望の方はどしどしメールくださいね(^^)
参加というかもちろん意見でもいいですし、この日記への意見でもいいです!
もちろん批判でも・・・(・ω・`)
Webの可能性を見出せる企画としても面白いと思いますしお待ちしております。

浅野いにお先生サイン会in SHIBUYA TSUTAYA

先日12/17はSHIBUYA TSUTAYAで行われた浅野いにお先生のサイン会に行ってきました。
先生の作品はGX時代の「素晴らしい世界」から追いかけていたので、お話も聞きたいし行ってきました。
開始5分前という少々遅めの到着だったのですが、当日は整理券番号順の整列のためあまり関係なし。
正直ユーザーさんはどっちがうれしいんだろう?個人的には整理券番号順が親切なのかなとも思う。店としても何時間も前から並ばれるよりは良いし。
ただそれをやっていた書店はいままでブックファースト新宿ルミネ2店、SHIBUYA TSUTAYA書泉ブックタワータコシェ(これは特殊か)くらいなもんで大半が当日の到着順だと思う。
全体の中盤くらいだったので係員の指示で並ぶがあまりイベントが行われてないのか若干手際が悪い、2、3回「ここにいってください」の連続で盥回しにされた感がありました(^^;
並び終わってからは速いペースで進む、ぐるぐる店内歩いて30分後には私の番、早いぞ〜。
浅野先生は20台前半といった感じの今時の若者といった感じ。
誰に似てるというか今時の青年です、とにかく。
多分に漏れず質問ターイム

「今回のソラニン、ちょっといままでのGXで連載していた2作とは作風も絵の感じもクッキリした感じでちょっと違っていますが、やはり週刊、隔週連載に移行するにあたって心境の変化などがあったのですか?」
「いや、やっぱり同じものばっかり書いても飽きちゃうでしょ?」
「なるほど(心の中で意図的だったの!?と衝撃)」
「ちょっと話が変わるのですが先生はネットでの自分の作品の感想とか読んだりしますか?(そういえばこういう質問するのは初めてでした(^^;))」
「いや、ウチネット繋がってないんすよ、でもたまに見ますよ。」
「そうですか〜、いや、今日はありがとうございます!」
「はい、これからもよろしくお願いします!」

浅野先生はしゃべりもハッキリとしていて本当好青年という感じ。
あるおっさんから見たら茶髪のちゃらちゃらとしたにいちゃんなのかもしれないけど、誠意の有る対応だったりしっかりした挨拶だったりはそれとは対照的で、凄く良かったです。
時間の都合上結構なハイペースで進んでいたので(150人を1時間半で回す予定)ゆっくりと話せませんでしたがとりあえず聞きたいことは聞けました。
ソラニンでの絵がくっきりとした印象を受けたこと、そしてお話の色としても前2作とは変化したことに若干の違和感を覚えたのですが、それは作者の意図的な変化であったというのが驚き。
自分の推測が全く別の方向を向いていて、全くチャレンジングだったということが予想の2、3歩先を行っていた。
そして、その変化を意図的に出しているということが稀有な才能の証明かとも思えた。
それに追随してソラニンが比較的賛否両論入り混じる感想が多いのを見かけるのでネットでの評価をみているか?
と聞いてみたのですが些か失礼だったかも(^^;
でもクリエートする側がユーザーの評価を知るというのはごく一般的なことだしよかったのかな?
なんにせよソラニン否定派も肯定派も、チャレンジのステップの作品として見守ることが重要だと思います。
SHIBUYA TSUTAYA小学館の皆様、浅野いにお先生、ありがとうございました。m(_ _)m

久世番子先生サイン会in三省堂神田本店

12月10日に行われたサイン会に行って来ました。
久世番子先生を知ったのはdominoさんの編集後記6/30の記事によって。
その後発刊された一巻を読んで実録に有るリアリティな部分とコメディな部分がうまく絡んでて面白いなぁと思っていました。
わりかし近場でのサイン会だったので是非と思い参加決意。

開始15分前に着くと前にはたぶん3,40人くらいかな?いました。
店員さんの手際もシッカリしてて整列に支障なし。
思ったよりもはやく開始40分くらいには私の番に。
サインを行う場所は何故か一階から二階へ行くエスカレーターの所。
いや、なにもこんなところじゃなくてもと思いました(笑)
それにサイン会でお客用に椅子が用意されていたのは初めてでした、座るの慣れなかったなぁ(^^;

暴れん坊本屋さんで担当さんが「似顔絵そっくりですね。」と言ったらしいけど、そっくりじゃなかったですよ。
小柄で元気な感じのする女性でした。お話が好きそうな感じもありました。
そして質問をぶつけてみる。

「出版社が新書館さんでやはり女性が多いのかと思ったのですが、今見たところだと半々といった感じで、私を含め男性が多いんですけど、ビックリだとか何か思ったことってありますか?」
「いや、全然どんな方が来るのか分からなかったんで、もうそれどころじゃないですね〜」
ココで担当さんらしき人が
「やっぱりウチのイベントだと9:1とか8:2で女性が圧倒的に多いんですね、でも今回はご覧の通り男性も多いんですよね。それはやっぱり朝日新聞さんに取り上げられたことが一番おおきいなぁと思います。」
「なるほど、やっぱりマスメディアの力って大きいですね〜」

「ところで、もしこれから先漫画が大ヒットして書店員をつづけていかなくても漫画家一本に絞れるようになったら一本に絞りますか?それとも田中圭一先生のサラリーマン兼漫画家のように書店員兼漫画家という立場を貫いていくおつもりですか?」
「う〜ん、とにかく明日は朝から仕事なんですよ(笑)でも一本でやっていけたらいいですよね〜。まずは明日がんばらないと!」
サイン終了
「今日はどうもありがとうございまいした。m(_ _)m」

とってもいいサイン会でした。
特製ピンバッジもいただきましたし、なにより編集さんも良い人で。
久世先生も面白い方でお話を伺っていて、明日は仕事なんて言われたときは噴出しましたよ(笑)
でもその庶民的(おかしいかな?)な感覚がスゴく作品にもでてて、味をだしているんだろうなぁとも思ったり。
機会があればまた参加したいなぁとも思えるサイン会でした。
三省堂書店新書館の皆様、久世先生、ありがとうございました。m(_ _)m

今年ベスト漫画とかどうなのよ?

近年ベスト漫画トップなんちゃらというムックが発売されることが多いです。
(今年は宝島社とフリースタイルから発刊)
さて宝島社版ですがまずオトコ編、オンナ編にわかれています。
これはこれで客層を絞るという点で利点はあるのかもしれませんが、NANA花より男子をはじめとする男性への女性漫画人気という点を利用するためには不十分かもしれません。
内容は無難な所がベスト入りしているといった感じでマイナー連載誌作品はページ中ほどのコラムにまとめられた感じで「いかにも」といった感じがしました。
でも意外とそのあたりのコラムで取り上げられている作品群が良質で白眉。
特異なのは芸能人、品川庄司品川祐が採点者に入っていたりとかする採点者の層の多様さかな、しかもそのランクイン作品がほぼジャンプ掲載作品。
安易なのかはわからないけど読者が求めているのはそういうものなのか?とも思えました。
普段漫画を読まない人がターゲットか漫画読みがターゲットかによって視点は変わってきますが。
デザインはキャッチーな感じではないけど、多少派手に、中身はこれまでの同系統の本でのノウハウを生かした作りです。


対するフリースタイル版。
こちらは編集、ライター、評論家、漫画家などといった層が採点者。
ランクは無難でもなくサプライズ的な作品もあったりで、こっちのほうが宝島よりコア。
文章主体で普段文章を読まない人にはキツイかも。
でもそれぞれ原稿を書いたライターは思い思いの作品への言葉がつづられていて、「作られていない」感じがして良かった。
上位ランク作を含め足並みが揃っていないのもそう思えた。
今年の話題や事件などもとりこみ、興味深い紙面になったと思う。
表紙も印象的でシャープな印象、手に取りやすい感じ。宝島社とは対照的で「売ろう!」という感じではないな。
だがそこがまたフリースタイルらしいところか。


全体的な印象を総括すると、個人的にはフリースタイル版のほうが好み。
とっかかりがないと読みにくいが、漫画への気持ちの強さを感じる誌面がイイ。
ただ人選がコアだったり作品がコアだったりする点がある。
宝島社のほうはライト層を狙った感じで、「最近漫画読んでねぇなぁ、何が楽しいんだろ?」っていうような層向けという感じかな。
だって一位の作品とか「今年」っていう感じではないですもん。

どうでもいい話ですけど、フリースタイルのほうの原稿書いた方に「今年のオススメの漫画ある?」って聞かれて、
なぜかも知らずにその数日前サイン会いった福満しげゆき先生の「僕の小規模な失敗」をオススメしたら「原稿書いたよ。」といわれて半信半疑でみたら結構な位置にランクインしてたので驚き。

そんでです。
ネット版「この漫画、いいんでない?2006」みたいな企画をやりたいと思っています。
現状計画倒れになる可能性ビンビンですけど(笑
個人的にこの方のコラム、感想は面白いと思う方に一緒にお願いするか、
はてな住人として「はてなリング」でやってみようかとか案があるんですけど、どうなんでしょう?
ここにいる読者様はどうお考えでしょうか?
「俺みたいなフニャチンがそんなんやるんじゃねーよ」的な意見でも結構ですので意見などありましたらコメント欄またはメール(プロフィールにあります)いただけますと幸いです。
参加したい、一緒に計画したいとかもありましたら(ひと集まらなくて企画倒れしても言い方で。・゚・(ノД`)ヽ)同じくお願いします。
バカな野郎ですがよろしくお願いします。m(_ _)m